90 日間の導入ロードマップ
4 つのフェーズ。各フェーズの基準をクリアして初めて次へ
フェーズ 2 で得た定量データが、全社展開を申請する根拠になります。
第 1–2 週
01パイロット準備
- エディション選定と購入
- SSO + 組織同期
- セキュリティとモデルのポリシー
- パイロット部門を 2 つ選定
第 3–6 週
02シナリオの立ち上げ
- 高頻度シナリオ 3–5 件
- コラボレーションプラットフォーム + 定期タスク
- ERP の読み取り専用接続
- 導入前後の作業時間を記録
第 7–10 週
03蓄積と展開
- SOP をスキル化
- エキスパートキットにパッケージ化
- 企業管理画面で公開
- 全部門へ展開
第 11–13 週
04深い統合
- ERP への書き込み + インターセプト確認
- 自社開発エージェントの MCP 接続
- データ品質の定期チェック
- 経営層による振り返り
フェーズ 2 で得た定量データが、全社展開を申請する根拠になります。
5 段階の成熟度
「たまに質問する」から「無人でも動き続ける」まで
L1
対話
質問する、文章を直す
判定基準:毎日 1 回以上使う
L2
成果物
完成したファイルを直接依頼する
判定基準:週報や PPT を手で作らなくなる
L3
連携
コラボレーションプラットフォーム、ERP、ブラウザを読み書きする
判定基準:データのエクスポートと貼り付けが不要になる
L4
蓄積
スキル、エキスパートキット、作業マニュアル
判定基準:部門で ≥ 3 個の共有スキル
L5
自動化
定期タスク + IM 通知
判定基準:日報やアラートが毎日自動で届く
良い指示の 4 要素:何をするか · どのデータを使うか · どの形式で出力するか · 結果を誰に送るか
SOP と Skills
SOP は人が読むために、Skill は AI が実行するために書く
- STEP 1
SOP を選ぶ
高頻度で、ルールが明確、出力が定型のもの
- STEP 2
対話で共創
AI に SOP どおり一度やらせ、やりながら修正する
- STEP 3
蓄積
SKILL.md にまとめる
- STEP 4
検証
実際の過去データ 3 件で、人手の結果と比較する
- STEP 5
公開
企業管理画面で承認・公開し、エキスパートキットにパッケージ化する
3 層のナレッジ構造
個人のルール
作業マニュアル(AGENTS.md)
タスク SOP
スキル SKILL.md、職種 / チームで共用
部門の能力パッケージ
エキスパートキット:複数スキル + コネクタ + / コマンド
データガバナンス
まずシナリオに必要なデータを整備する。「先に巨大なデータ基盤を作る」はしない
ソースシステムの権限が最初の関門です。コネクタがどのアカウントを使うかで、AI が見られるのはそのアカウントのデータだけになります。
| レベル | 例 | 接続方針 |
|---|---|---|
| L1 公開 | 製品資料、公開されている方針 | 全員が利用可、Web 検索も可 |
| L2 社内 | 規程、業務フロー、研修資料 | 社内ナレッジのスキルにする |
| L3 機微 | 顧客、価格、契約 | 部門ごとに開放。Hooks でマスキング |
| L4 機密 | 給与、未公開の財務情報、コア製造技術 | 既定では接続しない。担当者による承認制 |
管理の要点
- 誰が使えるか:SSO、組織同期、ユーザーグループ
- どこで使えるか:信頼済みネットワーク、信頼済みデバイス
- 何を見られるか:コネクタの認証情報とアクセスルール
- 機微情報:禁止ワード、Hooks による書き換え・マスキング
- どのモデルを使うか:モデルポリシー、BYOK
- 追跡可能性:ログ監査、利用量の統計
- 基準の統一:指標の定義を共有スキルに記述